ArtAnimation私的調査室
(アートアニメーション私的調査室)
なんと素晴らしい時代でしょうか!
10年前には、足を棒にしてオフシアターに通わなければ見ることが出来なかった、様々な貴重なアートアニメーションが現在、DVD(Digital Versatile Disk )により、自分の家で、パソコンで、気軽に、何回も見ることが出来る時代になりました。
けれども、こういう状況になった今、これを見ている、あるいはこのページを参考にする皆さんに、痛切にお願いしたいことがあります。
現在、知的所有権(著作権)の問題が大きくなっており、不正コピーや違法コピーの問題に焦点が当たっています。私たちが不正コピー対策などで目にするのは大手企業の活動が主で、あなたにはそれは、企業という「金儲けの為の組織」の勝手な言い分・エゴだと感じるかもしれません。
分かっていますか? ネット上で持て囃されているYoutTubeやニコニコ動画、そこで流れている映像はそのかなりが著作権者の利益を無視した、違法なものです。 以下、拙ブログ記事で恐縮ですが御参照下さい! [主張] 大好きな作品があるあなたへ〜Youtube、P2P、違法コピーの問題性 |
けれども少なくとも、アートアニメーション絡みで知的所有権(著作権)を軽んじることは、アートアニメ作家達を苦しめることになります。
当サイトでも書きましたが、ポール・グリモーの味わった苦労、ユーリ・ノルシュテインの苦境を読んで頂けば分かるように、アートアニメーション作家達は創作活動を続けることに大変な苦しみを味わってきました。
その活動の障害は、国家権力などもありましたが、むしろ金銭的なものが多かったように見えるのです。
DVDの登場以前にも、似たように家庭で見ることの出来る映像機器にはビデオやLD(レーザーディスク)と言った映像記録媒体がありましたが、アートアニメーションに関するそれらは残念ながら、継続的な利益を上げることが出来ませんでした。
その結果、アートアニメーション作品のビデオテープやレーザーディスク(LD)は発売されても、初版後しばらくして絶版となり、入手は困難となってしまったのです。
現在、DVDが登場し、各種の貴重なアートアニメーションが再びでリリースされるようになっています。
けれども、ビデオやLD(レーザディスク)の時と同じならば、きっとそれらは最初に一部の濃いマニアにだけ買われた後は売れなくて発売継続は困難になるでしょう。
さらにDVDではビデオテープやレーザディスクに比較すると、画質を維持したままのコピーが容易になっています。ただでさえ売れないアートアニメーション関係が、違法コピーという形で広まった場合、目も当てられないのは容易に想像できます。
もしあなたが日々の生活に困らないだけの一定の収入があり、そしてその上でアートアニメーションに興味が沸いたのならば、極力正式な形でアートアニメーションの作品、具体的にはDVD製品や、関連する商品・製品を買って欲しいのです。
言うまでもなく、新品を買わねばあまり意味はありません。皆でコピーしながら、中古としてたらい回しにしたら、誰も買わなくなってしまうのですから。
多くの人がアートアニメーションに正当な対価を払うことで、まだDVD化されていない、しかし今まで発表されたものよりも素晴らしい作品がDVD化されるかもしれない、いや、DVD化されるには「すでに発売されているアートアニメーション作品が売れること」が必須条件なのです。
お願いです、作品を買って下さい。特にあなたが気に入った作家があるならば....
私のサイトでは便宜上、大手小売店AMAZONにリンクを張っていますが、無論必ずしもそこから買う必要はありません。(これについては後述)
どこででも良い、とにかく正式な流通経路で買って欲しい、私はそう願いながらこのページを作っています。
当サイトはアマゾンのアソシエイト・プログラムを利用しています。その結果、私のサイトからリンクでAMAZONに飛び、そこで直ぐに購入して下さった場合には最低(というか通常)3%の紹介料が私・高崎に入るようです。
この際、言うまでもなく、購入した方の各種の情報が私に伝わることなどはあり得ません。
けれども、もし上のような経路で私が関係する場所で買うことに躊躇なさるのならば、AMAZONのページを見に行った際にURL(ホームページアドレス)にある「eaccecae-22」を削って下さい。
なお、アフェリエイトプログラムを利用することに関する私の見解については
も御参照下さい。
【ご注意】
当サイトは「アート・アニメーション」に関して素人にすぎない高崎真哉が制作しております。私は素人・勉強不足・好きなところ囓りですので、当サイトの内容は極めて偏っております。
アートアニメーション全体のきちんとした歴史が「高校生が習う世界史」だとすれば当サイトは「小学生が習う歴史」くらいなものでしょう。関連書籍を読めば、20世紀初頭からどんなにたくさんのアートアニメーションもしくは歴史的なアニメーションが存在したかよく分かります。そのことを十分ご理解くださり、詳しくは参考図書を御入手、お読みになることを強く勧めます。
【目的】
当サイトは「アート・アニメーション」に関して概説的なサイトが存在しないこと、あるいはすぐにネット上に見つかるような大御所的なサイトがいつまで経っても登場しないことにしびれを切らした高崎が渋々立ち上げています。